本日の気になる記事「運送会社、眠る車シェア」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
ここ数年シェアビジネスが流行っていますね。
自動車、自転車、駐車場など「車」に関連したシェアが多いですが、
これもスマホといった通信端末の技術が発達したことで生まれたサービスです。

そこで本日ご紹介する記事は「運送会社、眠る車シェア」です。
運送会社のトラックもドライバーも同業者でシェアしましょうというものでして、
ロジスティックに関するシェアビジネスが生まれそうです。

なぜ、ライバルとなる同業者に自社のトラックやドライバーを貸し出すのでしょうか?
それは、常に一定の仕事量が均等にある場合は考えづらいのですが、
一時的な繁忙期や急な配送依頼があった場合、
多量の仕事を受注しても自社では対応できず、結局他の運送会社に仕事を委託してしまうという事情があります。

では、このシェアビジネスはどういう取組みなのでしょうか?
ここにもIT技術を活用します。
ラクスルが開発した空車情報共有システムで、
参画する運送会社の受注案件や空車情報をリアルタイムに共有し、
他の運送会社がその情報を見て仕事を引き受けるというマッチングシステムです。

現状は、委託できそうな同業者へFAXや電話で連絡をするというアナログな方法が主で、
運送業者の99%が中小企業という状況から、受託先を探し出すのに労力も時間もかかるというものでした。
このシステムはいわば交流サイトですので、双方が閲覧することで効率的に委託先が見つかります。

ちなみにこのラクスルという会社さんはご存知でしょうか?
印刷会社の印刷機が稼働していない時間帯に、
他の印刷会社がその機械をシェアできるシステムを作ったことでも有名な会社さんです。
印刷機を持つ会社さんは未稼働時間にも収入が得られ、
印刷機を借りる会社さんは多大な設備投資もなく収入が得られ、
印刷を発注するお客さんは印刷費が割安になる、
と、それぞれがメリットを受けられる三方芳のビジネスです。

今まで出来ないと思っていたことが、IT技術の発達で出来るようになってきました。
皆さんも既成概念を捨てて、ビジネスを考えてみてはいかがでしょうか?

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