本日の気になる記事「膨張 アリババ・エフェクト」

こんにちは。UniJOVO管理人の池田です。
みなさん、11月11日は何の日かわかりますか?
「独身の日」だそうです。
「1」が4つ並んでいて独り者を指すことから、
中国でこう呼ばれているとのことです。

独り者が結婚相手や恋人をつくるために贈り物を買ったりすることから、
家でオンラインショッピングする日となり、
今年のアリババのオンラインショップ取引高は2兆7000億円(1500億元)に達するに至りました。
ちなみに昨年の取引高は1兆8800億円。

今回はこの独身の日のネットショッピングの記事をご紹介するのですが、
この取引高がスゴイということを伝えたいわけではありません。
アリババの方針がスゴイことをお伝えしたいと思います。

例えば1日に2兆円もの取引がインターネットでされる場合、
どういう事故が起きるかわかりますか?

サーバーがダウン・通信回線がパンクしますね。

この取引量は、アリババにとっては通常の1日取引量(100億元)の15倍だそうですから、
この1日のために15倍の強度を持つインフラを用意する必要があります。

どうでしょうか?
アナタが社長さんだとしたら1日の売上のために通常の15倍のインフラを用意しますか?
アリババはそれを実行しているのです。

「もしかして採算度外視?」
ではありません。
アリババ幹部によると、
「近い将来1日の取引量は1500億元になる。その準備に過ぎない」とのことです。

この記事から学びたいのは、
目の前のリスクよりも、その先にある大きな利益を取りに行く姿勢です。
私たちは安全な方に流されがちですが、
そうすると成長もできないということですね。

Copyright (c) 2016 UniJOVO All Rights Reserved.