本日の気になる新聞記事「DeNA、信頼回復遠く」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の気になる記事は携帯ゲームの先駆者でありますDeNAさんの記事です。
横浜ベイスターズのオーナーでもあるので、ゲームをしない人にも認知度が高い会社さんですね。
そんなDeNAさん「信頼回復遠く」という穏やかではない記事が載っておりました。

いったい何があったのでしょうか?

「キュレーション(まとめサイト)事業で、
画像74万件、記事で2万件の著作権侵害の疑い、
10件の医薬品医療機器等法違反の疑いがある」
とのことでした。

皆さんもインターネットで分からない単語を検索すると、
ウィキペデアィアと同じくらい上位に「まとめ」サイトが表示されるかと思います。
DeNAでもこのキュレーションサイトを運営しており、
そこに記載されている情報に、
上記のような法に触れる行為があったということです。

なぜゲーム会社がキュレーションサイトを運営しているのでしょうか?

事業として、閲覧数を向上させて広告収入を得ることが目的ですね。
無料携帯ゲームも、同じようなビジネスモデルですから、
IT事業ということから派生したビジネスであります。
ちなみにこの「まとめサイト」事業は、
大手出版会社も参入するほど成長が見込める市場ということです。

では、なぜDeNAは著作権侵害という行為を行ってしまったのでしょうか?

それは、経営者が定めた高水準の利益目標達成に向け、
SEO対策や記事の質より量を重視した結果、
リスクの予防が十分ではなかったということです。

携帯ゲーム市場は現在飽和している感があり、
DeNAでもその利益はピークであった2013年3月期の4分の1まで急減しているという状況です。
同じく携帯ゲーム事業の先駆者であるグリーでも、
景気が上向いている2013年に希望退職200名を募るというリストラを発表してました。
DeNAでも「新しい収益の柱を見つけ出さなければ・・」という焦りから、
コンプライアンス(法令順守)よりも業績を優先させてしまったという結果ということです。

インターネットというツールはビジネスチャンスでもありますが、
高いリスクもあるということがわかる怖い記事でした。

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