本日の気になる新聞記事「関西アーバン銀行、みなと銀行、近畿大阪銀行が統合へ?」

こんにちは。UniJOVO管理人の池田です。
本日の記事は銀行統合の内容です。

この20年の間に、13行あった「都市銀行」が5行にまで統合・再編されました。
ただ、私たち一般消費者が統合により困ることはありませんでした。
例えば、
・統合によって預けていた預金が減らされたり、
・お金を引き出す際の手数料が高くなったり、
・支店やATMが極端に減ってお金を引き出しにいくのに遠くへ出かけなきゃいけなかったり・・
なんてことはありませんでしたよね。
なので、一般消費者にとっては「名前が変わるんだ」くらいの出来事です。

ただ、本日の記事を読むと、銀行の業績が厳しいことがわかります。

今回は関西アーバン銀行、みなと銀行、近畿大阪銀行が統合するという記事でしたが、
なぜ統合する必要があるのでしょうか?

大きい問題としては「日本の人口減少」、
近年の問題としては「マイナス金利政策」、
海外の問題としては「トランプ大統領の就任」、
などがあげられます。

■人口減少
⇒お客さんの減少

■マイナス金利
⇒今まではお金を日銀に預けると利子がもらえていたのに今は預けると逆に利子が取られる、

■トランプ大統領の就任⇒
アメリカの長期金利上昇で日本のメガバンクが損失を出し、それを国内で補てんしようとするため、
地方銀行の市場まで攻めてくる・・

ということです。
要するに、市場は狭くなっているのに競合他行が多くなってお客を取り合っている状況です。

現在関西地区では10行の地方銀行があり、これでも多すぎるということです。
ただ今から20年前は21行あったとのことで、だいぶ再編が進んでおりました。

銀行は、
・お金が余っている人から預かり利子をつけて返す、
・お金が必要な人に貸し出し利子を受け取る、
・その利子の差額で利益を得る
ことが本来の業務です。
今は預かってばかりで、貸し出す先が少ない状況ですから、
「お金を借りる」ニーズを増やさないと状況を改善させるのはむずかしそうですね。

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