本日の気になる新聞記事「トヨタ、米投資1.1兆円」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
2017年最初にご紹介する経済記事は「アメリカ」です。

トヨタがメキシコに工場を建設することを受け、
アメリカ次期大統領トランプ氏が
「米国に建設しないと多額の税金を支払わせる」とツイッターに投稿したことが、
年初に話題になりました。
発言がフルスイングですがすがしいですね！

その発言に対してトヨタ自動車はどう出たかというと、
「アメリカでも今後5年で100億ドル（約1.1兆円）を投資する計画がある」と、
トランプ氏の意向に迎合。

一見「トヨタがトランプに屈したか・・」という印象を受けますが、
実はトヨタでは元々アメリカでの工場建設を予定していて、
今回のツイッターでの批判は、
数字でアメリカへの貢献度を訴えるチャンスに変わりました。

またこの発言は、他自動車製造会社への影響も大きく、
フォードではメキシコでの工場新設を撤回し、
フィアットでもミシガン州の工場に10億ドルを投じ2000人の雇用増があることを発表しました。
その2社の動きに対してトランプ氏は「ありがとう」とツイッターで感謝の意を示しておりますが、
トヨタの発表についてはまだ言及していないとのこと。

2017年はトランプ氏へのアピール競争から始まりました。
どんなに異端な人物でも、アメリカ大統領という肩書は強力ということがわかります。
トランプ氏が想定外の言動をし、経済がどういう反応をするか？
新聞やニュースで関心を持ってみていきましょう！