本日の気になる新聞記事「ベネッセ迷走止まらず」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
今週の新聞記事では、
北朝鮮の核実験といった世界的な脅威となる記事も掲載されておりましたが、
企業にとって脅威と感じる「個人情報流出」についての記事が目に止まりました。

「進研ゼミ」とはみなさんも一度は見聞きしている言葉かと思います。
小学生の頃から利用する有名な通信教育教材ですね。
その進研ゼミを提供しているベネッセホールディングスの社長が、
わずか3ヶ月で交代したという記事です。

これだけ大きい企業の社長が3ヶ月という短さで交代するということは、
会社に何かあったのか?という懸念を持ちますが、
ベネッセに何があったのでしょうか?

大きな要因は、業績低迷ということです。
2016年の4~6月決算では7億円の赤字と、
営業損益ベースで上場以来初の赤字になってしまいました。

なぜ赤字になってしまったのでしょうか?

この赤字を招いている要因というのは、
2014年7月に発覚した個人情報漏えいによります。

ベネッセの保有する顧客情報漏えいにより信頼が失墜し、
2年経った今も会員数減少が止まらず、
業績に深刻な影響を及ぼしているということです。

さらに、この個人情報漏えいは、
ベネッセのグループ会社に派遣されていた社員が、
顧客名簿を勝手に持ち出して、売却したことによります。

好調だった会社の業績が、
一人の派遣社員の行動により、
会社の存亡を揺るがす事態を引き越したわけです。

「この後遺症はまだ影響してたのか・・・」と、
会社の抱えるリスク、特に大手企業のリスクについて考えさせられる記事でした。

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