本日の気になる記事「大卒内定、関西来春13.9%減」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
ニュースや経済新聞ではコロナウィルスによる経済への影響が毎日のように報道されていますが、
発生時よりも発生後にじわじわ広がる印象ですね。

今回の気になる記事は、コロナ関連で学生さんにとって重要な就職についての内容で、
「大卒内定、関西来春13.9%減」
というものでした。
ちなみに全国平均では11.4%減ということです。
2008年のリーマンショック時は32.6%減ですので、その時よりはまだ影響は小さいのですが、
これから就活をする学生さんにとっては嫌な情報ですね。

どういう業種に影響が出ているかというと・・
・スーパー百貨店で20.9%減(外国人需要の減少)
・銀行で15.6%減(低金利による利益減少)
・製造業で14.5%減(法人向け機器販売の減少)
という状況です。
明確な数字は載っておりませんでしたが、
外食業界・旅行業界・イベント娯楽業界にも大きな影響が出ているはずです。

さて、来春の2021年卒でそういう状況ですが、2022年卒では採用は回復するでしょうか?

明確には分かりませんが、V字回復することは無さそうです。
というのも、コロナウィルスで業績が悪化した業種が採用を減らすだけでなく、
悪化しなかった業種も、実は採用に慎重になる傾向があります。

なぜかと言いますと、
コロナウィルスの第二波・第三波が来て、経済環境や業績が現状より悪化することも想定すると、
採用を増やす判断が出来ないからですね。
今いる人材で一旦しのごうという考え方になります。

実際に新卒採用企業さんに話を聞くと、
例年であれば2022卒採用計画が固まっているはずのこの時期に、
まだ決まっていない企業さんが多い印象です。

これから就職活動をする学生さんにとっては、
「何で自分の就活の時にこんな事態になるのか・・」と思うかもしれません。
ただ、就職活動が厳しい時代に採用された世代は社会で活躍する、
ということも言われていますので、前向きに就職活動に取り組んで欲しいです。

新卒時から、希望する業界・仕事に携われる可能性は少なくなりますが、
「どんな仕事でもやり遂げる」という意思を持って取り組めば、
ビジネスマンとしてのキャリアが形成され、
数年後には、希望していた業界に転職することも可能でしょう。

そういう視点でこの記事を読んでもらえればと思います。

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