本日の気になる新聞記事「アデランスがMBO」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の気になる記事は「アデランス」の記事です。

有名なカツラメーカーで、TVCMでよく目にしますね。
そのアデランスが「MBO」を実施するという記事でした。

MBOとは何か?
「株式上場」をやめるということです。

どういう方法でやめるのか?
「経営陣が株主から株を買い取って、今後株式市場で売買しない」
という方法でやめます。

過去にMBOした会社では、
レンタルビデオのYSUTAYA、ファミレスのすかいらーくなどがあります。

なんで上場をやめるのか?ということが気になりますが、
まずは、株式上場をしているとどういうメリットがあるのか?というと、
・会社の信用力が上がる
・資金が増える
という点が大きいといえます。

株式を上場するには厳しい審査があり、
日本で株式上場している会社は4,000社以下です。
一方日本にある会社の数は200万社~400万社と言われています。
株式を上場できる会社は1%以下ということなんですね。
だから上場しているだけで信用力「お墨付き」な会社になるわけです。

株式上場にはそんなメリットがあるのに、
なぜ今回アデランスは上場をやめるのでしょうか?

新聞の記事では、業績低迷が要因と書かれています。
その背景には、
TVCMで反響を集め、
高級なかつらを対面接客で販売するビジネスモデルが通用しなくなったためとあります。
現在は、かぶるかつらよりも、部分的に覆う安価なかつらが主流になっており、
商品・広告・販売方法・販売市場などすべてにおいて抜本的やり直す必要があるということです。

上場していることのデメリットとしては、
多くの株主が存在することで経営の意思決定が遅れ、
業績回復に足かせになることです。
今回アデランスは、
上場維持よりも意思決定スピードを速めることを選択したということですね。

このMBOによって今後業績は回復するのか?
今後の動向に興味がもてますね!

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