本日の気になる新聞記事「中国 スマホ下剋上」

こんにちは、UniJOVO管理人の池田です。
本日の経済新聞からは、「スマホ記事」のご紹介です。

皆さんが使用しているスマホのメーカーはどこ社製でしょうか?
「アップル」社製のiphoneが主流かと思いますが、
iphone以外の機種ですと、
日本製だとソニー、パナソニック、富士通、
韓国製だとSAMSUNGかなどがありますね。

では、「OPPO」「VIVO」製のスマホを持っている方はいますか?
というかそんなメーカーがあることはご存知でしょうか?

実はこの2社が中国のスマホ市場で、1位・2位のメーカーなんです。
そして、世界シェアでも4位・5位という順位につけています。
スマホにおいては、ソニーやパナソニックよりも有名メーカーということです。
日本では馴染みがないから、知らないのも当然ですね。
というのも、中国のスマホ市場は世界シェアの3割を占めていることから、
中国で売れているということは、そのまま世界ランキングに反映されるためです。

中国の市場規模が世界に与える影響力の強さがわかります。

ただ中国では、デジタル機器メーカーである「小米(シャオミ)」の力が強大で、
昨年は中国一のシェアを持っておりました。
しかしたった1年でこの2社に1位の座を奪われ、
まさに「スマホ下剋上」な状況となっています。

ではこの「OPPO」と「VIVO」とはどんなメーカーなのでしょうか?
もともとはDVD等の音響技術を売りにした電機メーカーで、元は一緒の会社でした。
スマホゲーム好きの中国人の間で、音質の良いスマホとしてクチコミで広まったそうです。

そして、シャオミの失敗を教訓とした販売戦略も当たりました。
1つは、店頭販売に注力したこと。
シャオミはネット販売から店頭販売へ、一気に販路を拡大したために質が低下し、
シャオミブランドを落としてしまいました。
一方OPPOとVIVOでは、店舗での丁寧な販売と質の良い商品とでブランド力を上げることに成功しました。
2つ目は、価格をあえて高めに設定したこと。
低価格を売りにしている中国メーカーとは一線を画す戦略で、これもブランド力向上につながりました。

聞けば納得する戦略ですが、
目先の利益に捉われず将来を見据えた地道なブランド力向上策が成果につながったことがわかります。

皆さんは来年もOPPOとVIVOが1位・2位のシェアを取っていると思いますか?
中国にはまだ多くのスマホメーカーが存在していて、
この2社が安泰ということはありません。
自分なりの予想をしつつ、経済新聞を見ると関心度が上がりますよ。

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